だんボール物知り事典

だんボールのはじめて

段ボールは19世紀のイギリス生まれ。当時流行していたシルクハットの内側の汗を吸い取るために開発されました。その後、アメリカでガラス製品の包装に使われたのが包装資材として使われるようになったはじまりです。日本では、井上貞治郎さんという人が、はじめて段ボールを製造し「段ボール」という言葉を作りました。それにより、それまで使われていた木箱は、段ボール箱へと変わっていきました。 jiten01

だんボールのしくみ

段ボールは、ライナーとよばれる表・裏の外側の紙と、中芯とよばれる真ん中の波状の紙を貼り合わせて作られています。ライナーの原料は主に古紙・クラフトパルプですが、日本では古紙を使うことが多いです。中芯の原料も、ほとんどが古紙です。ライナーも中芯も、〈多層抄き〉といって何重もの紙漉きで厚みと強度をもたせています。(通常は、どちらも4層抄きです。) jiten02

だんボールいろいろ

一口に段ボールといっても、形状や材質によっていろんな種類があります。
フルート:中芯の波形のことを、フルートとよびます。フルートの大きさによって、大きい順にAフルートから、Gフルートというとっても細かい波形のものまで出回っています。
ライナー:ライナーの原紙の種類にはD4、C5、C6、K5、K6、K7があります。D4がいちばん柔らかで古紙を含む割合が高く、K7がいちばん硬くて古紙の割合が低い紙です。また、これらの紙の表面に漂白パルプや色の付いた紙を貼ったり、水をはじく加工をしたりなど、ライナーの種類はさまざまです。
中芯:中芯の紙は、S12からV20までの8段階の種類があります。S12がいちばん柔らかく、V20がいちばん硬い紙です。主に古紙から作られていますが、Vのつく紙は薬品をつかってより強い紙にしています。
そのほか、最近ではプラスチック製の段ボールもあったりして、より種類が多様化されていますね。
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だんボールばこのかたち

段ボール箱の形状にはさまざまな種類があり、ここで全てを挙げることはできませんが、なかでも代表的で、呼び方が定着している形状をいくつかご紹介します。

A式:段ボール箱といえば、この形。おなじみ、りんご箱の形状です。
B式:差し込み式のフタが一体型で付いている形状です。
C式:フタと本体が分かれていてる形状です。本体にフタをかぶせるタイプ。
N式:側面を二重に折り込んで強度を増した形状です。仕上がりもきれいですが、高さのあるものには不向きです。
たとう式:平たいもの(書籍など)四方から包み込む形状です。
ポスター用:筒状に折り、両端を折り込んでフタにする形状です。細長いものに適しています。

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